【技能実習生受け入れ】外国人実習生の部屋の用意はどうすればいい?実際の事例から必要事項や注意点を解説

技能実習生 部屋 支援

外国人技能実習生を受け入れる際に、彼らが快適に生活できる住環境を整えることは、受け入れ企業や組織にとって重要な責任の一つです。しかし、実際にどのような準備をすればよいのか、どのような点に注意すべきか迷うことも多いでしょう。
出張買取MAXでは外国人技能実習生の支援サービスとして、家具家電から必要物品の用意まで一括してご用意するサービスを行っています。本記事では、直近で実際に技能実習生の受け入れのため、部屋の用意を行ったスタッフに話を聞きました。
部屋の用意に関する具体的な対応方法や注意点を解説します。受け入れ体制を整える上でのポイントを押さえ、実習生が安心して生活を始められるようサポートしましょう。

技能実習生の部屋に必要な基本設備

実習生の部屋の備品

部屋の広さと配置

技能実習生が快適に生活できるように、適切な広さとレイアウトを確保することが重要です。日本の労働基準法や技能実習制度のガイドラインに基づき、1人当たりの居住スペースは最低でも4.5平方メートル以上であることが求められます。これに加え、各部屋には換気、照明、温度調整のための設備(エアコンやヒーターなど)が設置されていることが必須です。

また、プライバシーを守るために個室を用意することが推奨されますが、やむを得ず複数人で一部屋を共有する場合には、各人が最低限の個人スペースを確保できるように家具の配置を工夫する必要があります。

必須家具・家電のリスト

技能実習生の部屋には、以下の家具・家電が法令に適合した形で設置されることが必要です:

  • ベッド、布団・枕などの寝具:各実習生に1セット以上提供されること。
  • テーブル、椅子:勉強や食事ができるよう、適切なサイズと数を設置。
  • 鍵付きロッカー(金庫):貴重品を安全に保管するために必須。
  • 衣類収納(クローゼットやタンス):十分な収納スペースを確保すること。
  • エアコン:夏季や冬季に対応した温度調整設備。
  • 冷蔵庫:個別または共有で使用可能な冷蔵庫の設置。
  • 洗濯機:衣類を清潔に保つために必要な家電。個別使用が望ましいが、共有でも可。
  • 電子レンジ:食事の温め直しや簡単な調理に必須。
  • Wi-Fi:インターネットアクセスを提供し、コミュニケーションや情報収集をサポート。

必要な物品の一覧やレンタル・中古など選び方についてはこちらで詳しく書いています

実際の事例に関する対談

出張買取MAXでは外国人実習生の受け入れ支援として、部屋の家具家電の用意から設置、さらに食料品や生活雑貨など、法令で準備することが求められる備品の設置をトータルサポート行っています。

今回は実際の事例をもとにして企業様へのヒアリングから、搬入まで担当したスタッフに、対応の流れや注意点を聞いていきます。

お受けした事例の内容について

どんな内容のお問い合わせだったんですか?

新規で外国人実習生を受け入れるということで、お問い合わせをいただきました。ヒアリングの結果、一部屋に複数人で住むものを3か所別の地域にとのことでした。一人あたりのスペースは6畳程度で広いアパートに一軒家もありました。

複数の地域に大型の家電家具を運ぶのは大変ですよね。

そうですね…リサイクルショップで買取を行っている私たちは、大型のトラックや運搬になれたスタッフがいるのでいいですが、個人または普段そういった作業をしていない人には難しいですね。

重たい家電を運ぶのは大変
重たい家電を運ぶのは大変です

どんな家電・家具を販売したんですか?

家電に関しては、生活に必要な一通りのものを。詳しく言うと
冷蔵庫はパナソニックや日立の6ドア・5ドアなど大型のもの、
洗濯機は8㎏のもの(1回で訳5人分の洗濯容量)、
炊飯器は5合炊きのもの、
ガスコンロ(物件によってLPまたはプロパンのもの)、
その他、電子レンジ・テレビ・エアコン・シーリングライトです。
家具については、
大きなダイニングテーブルに椅子を4脚、
その他、カーテンやテレビ台、布団などを用意しました。

エアコンの設置
エアコンの設置も専門の人じゃないと難しい
設置されたシーリングライト
シーリングライトも設置まで行っています

布団も用意するんですね。こちらは中古ですか?

布団など、生理的に中古だと抵抗のあるものについては新品をご用意することにしました。企業様によって違うとは思いますが、自分たちがその立場になって中古だと嫌なものについては新品でのご用意を提案しております。

布団の用意
布団など他人と共有出ない方がいいものは新調しています

なるほど。
小型の家電が人気だと思っていたのですが、大型のものが多いですね…

今回は、キッチンと生活空間が分かれている部屋で複数人が居住するということで、キッチンに置く家具・家電は大型のものになりましたね。これは部屋の間取りや広さ、生活人数によってだいぶ変わってくるのでお打ち合わせがとても重要になります。

生活用品一式
人数や部屋の間取りによって家具家電を選択する必要があります

その他に用意したものはありますか?

その他、移動のための自転車(こちらは企業様の名義で防犯登録まで実施)、
消防法に適応した消火器(新品)、
1週間分の生活に必要物品(食料や調味料)など受け入れ要綱に沿ったものを全てご用意しました。米や小麦など、日持ちするものをご用意しています。

食料・調味料
日持ちする食料・調味料を用意

なるほど、やっぱり専門知識がない人が一から全部揃えるのは難しそうですね…時間がかかりそうです。

そうですね。一番大きな問題は家具家電の用意と搬入だと思いますが、それに合わせて日用雑貨や食品など総合的に仕入れて準備できるのが弊社サービスの特徴になります。

解説

部屋のサイズや人数によって家具家電のサイズは全然違ってくる。
また、家具や家電以外にも実習生を受け入れるために必要な物品は様々あるため、事前に項目を把握しておく必要がある。

レンタル(リース)と中古家電どちらがいいのか?

外国人実習生の受け入れで部屋に家電家具を用意するとなったとき、レンタル(リース)で用意する企業も多いようですが、中古家電で揃えるメリットって何でしょうか?

リースにもメリットはあると思います。例えば、不要になったときにリースもとに返却すれば廃棄する必要もなく処理が簡単である点、毎月の支払いになるので一時的な費用を抑えられる点、また、1年の経費として計上できる点などがあげられます。
しかし、リースや新品の家電・家具を実習生の部屋に設置するリスクについて考えてほしいと思います。自分が買ったものでないものを誰もが、綺麗に・丁寧に使うとは限りません。新品やリース品でこれを用意した場合、高額の損失やリース品の弁済などが発生する可能性があります。
中古品にも壊れるリスクはありますが、もともとの価格が何割も安く設定されていますので、新品の家電に保証費用をかけたり、リース品を使うより結果的に割安に抑えることができると思います。

解説

レンタルの便利さとリスク、新品の家電・家具を用意するコストなど、それぞれのメリットとデメリット比較して中古家電や家具を使うことを検討するといい!!

出張買取MAXに依頼することのメリット

出張買取MAXに頼むことのメリットなどありますか?

やはり一番は、家具家電から食料・雑貨の準備まで一括で行えることだと思います。家電・家具については私共の専門とするところなので、割安に状態が良いものを必要な数揃えることができますし、弊社にお任せいただければ、1つの伝票で決済が済みますので、経理的にも手間がかかりません。何より慣れていない準備に取り組むことは担当者様に相当な負担と時間がかかる作業です。これらをまとめてお任せいただけることで、負担を取り除くことができるとご好評をいただいております。

また今回は神奈川、茨城県、宮城県にそれぞれの物件があり、中古の家具家電やその他生活用品を一括で用意することになりました。このように全国広い地域で、一元で対応できることが強みだと考えています。離島など僻地以外であれば、おおよそ対応することが可能です。

なるほど、外国人実習生の受け入れで困っている業者さんには全国で対応してくれることはうれしいですね。

そうですね。普段、出張買取で全国広い地域でサービスをしている私たちだからこそできることがあり、それを活かしてお困りの事業者様のお力になれたらいいと考えています。

解説

やはり企業の担当者様が、直接部屋の用意をするのは大変です。家電・家具の手配から設置、日用品や食料品の購入、自転車や消火器などその他物品の用意までお任せできるのは安心です。

結論とまとめ

外国人技能実習生を受け入れる際には、手続きや準備に相当の負担がかかります。家具・家電の設置から、消防法や技能実習法関係省令に適応した準備を進めるには、出張買取MAXにご依頼いただくのも一つの方法かと思いました。自分の国を離れ、習慣や常識も異なる日本で、実習生が安心して生活を始められるよう、しっかりとした受け入れ体制を整えてあげましょう。

もし、外国人実習生の受け入れを希望している企業の方、お部屋の準備でお困りのことがございましたら、出張買取MAXにお気軽にご連絡ください!!