不要な冷蔵庫は買取できる?買取するための方法と処分するときの金額
引っ越しや買い替えなどで出る不要な冷蔵庫。回収業者に依頼するにも費用がかかるし、買取に出したいけど売れるかわからない。
今回はこうしたお悩みを解決するために下記の内容について解説していきます。
- 冷蔵庫の処分する場合の方法と注意点
- 冷蔵庫を売る方法と注意点
- 業者を選ぶ時の注意点
それぞれについて詳しく解説していきます。
冷蔵庫を回収する場合の対応について解説
この章では冷蔵庫を処分するときの方法について解説していきます。
処分する場合も何パターンかあり、それぞれメリットとデメリットがあるのでご自身の状況に合わせて選びましょう。
買い替えのタイミングで下取りに出す
もし新しい冷蔵庫を購入する予定がある場合、冷蔵庫の搬入時に引き取ってもらうことができます。これを「下取り」と言います。
メリット
新しく購入する冷蔵庫の購入金額を安くすることができます。
また、冷蔵庫を業者で運んでもらえるので、作業も楽です。
デメリット
下取りの条件に当てはまらないと対応してもらえません。
条件については購入する店舗によって異なるので、事前に確認しておく必要があります。
主な家電量販店の下取り条件
会社名 | 条件 |
ヤマダ電機 | ・製造から9年以内の製品 ・破損、サビ、変色、色あせがない ・製品ごとに指定された付属品が揃っている |
ノジマ | ・「下取りチェッカー」で下取り可能な製品 |
家電リサイクル法の商品として処理する
家電リサイクル券を購入して適切な方法で冷蔵庫を処分する方法です。
家電リサイクル法で領分する場合はいくつか方法がありますが、ここでは「指定引取場所に持ち込み」をする方法を解説していきます。
メリット
自分で持ち込みをするため、スケジュールに期限があっても対応できる。
また、処分の方法では比較的費用が安く済む。
費用を払えば確実に冷蔵庫を処分できます。
デメリット
持ち込みするために車などを手配する必要がある。
家電量販店に依頼して冷蔵庫を処分する
不要になった冷蔵庫の処分だけを量販店に依頼する方法です。
実は冷蔵庫は依頼すれば家まで来て引き取ってもらうことができます。
メリット
家まで取りに来てくれるので作業が楽
デメリット
「リサイクル料金」や「収集運搬費用」など冷蔵庫を処分するのにお金がかかる。収集運搬費用については各量販店ごとに異なるので、事前に確認しておきましょう。
主な家電量販店の費用一覧
リサイクル料金 | 収集運搬費用 | |
エディオン | 171L~ 4,730円(税込み)~170L 3,740円(税込み) | 251L~ 2,750円(税込み)~250L 2,200円(税込み) |
ヨドバシカメラ | 171L~ 4,730円(税込み)~170L 3,740円(税込み) | 550円(税込み) |
ビックカメラ | 171L~ 4,730円(税込み)~170L 3,740円(税込み) | 1,650円(税込み) |
コジマ | 171L~ 4,730円(税込み)~170L 3,740円(税込み) | 1台目 1,650円(税込み) 2台目以降 2,750円(税込み) |
ケーズデンキ | 171L~ 4,730円(税込み)~170L 3,740円(税込み) | 2,200円(税込み) |
※上記は主要メーカーの冷蔵庫を対象としています。
店舗によってはメーカーごとに費用が異なるので事前に確認しましょう。
不用品の回収業者に依頼する
最後に不用品回収を専門にしている業者に依頼する方法です。この方法だと冷蔵庫の搬出を任せられます。また、即日対応などもしやすくスケジュールに余裕のない人でも利用がしやすいです。
ただ、注意点として悪質な業者もいるため、その見極めは必須です。
下記に悪質な業者を見極めるポイントを記載しておきますので、参考にしてください。
- 事前に商品情報を確認しない
- 冷蔵庫の以外の商品がないか執拗に確認される
- ホームページが存在しない
- チラシに携帯電話の番号しか記載されていない
買取できる冷蔵庫の特徴|何年前のものまで買取できる?
ここでは買取できる冷蔵庫の基準について解説していきます。事前に把握しておくことで、もしもの時の対策もとりやすいのでしっかりとチェックしておきましょう。
動作に問題のない製品
冷蔵庫は食材を冷やすために使用します。基本的にこの機能が正常に使えないと買取できる可能性は低くなります。
また、ファミリータイプのように大きな冷蔵庫だと自動製氷などの機能もあります。こうした一部機能については、買取不可か買取金額が下がってしまいます。
こうした冷蔵庫についてを買取してもらうには修理をしておく必要があります。
もしお手持ちの冷蔵庫の動作に問題がある場合は下記のブログで詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
製造年式が5年以内の製品
家電には製造年式というものがあります。冷蔵庫だと扉を開けてドアポケットの方に記載されています。
この冷蔵庫だと2022年製となります。この部分が製造から5年以上を経過していると買取できる業者が少なくなります。
これには理由があり、冷蔵庫には寿命がある関係です。
この寿命のことを「標準使用期間」といい、冷蔵庫は製造から7年と言われています。
ただ、冷蔵庫のメーカーや容量などによっては5年以上たっていても買取できるケースがあるので、無料見積などで確認するのがおすすめです。
【買取だけじゃない】冷蔵庫を売る方法
冷蔵庫は買取以外の方法でも売ることができます。ここでは「フリマサイト」、「リサイクルショップ」、「出張買取」の3つの方法を紹介していきます。
それぞれ、メリットとデメリットがあるので自分の状況と照らし合わせて合うものを選びましょう。
フリマサイトを利用して冷蔵庫を売る
ここではメルカリなどのフリマサイトを利用して冷蔵庫を売ります。
方法まとても簡単で、冷蔵庫の写真を撮影して出品をするだけです。
今では多くの方が個人売買をしているので、写真の確度や記載事項は真似するだけで簡単に利用できます。
メリット
直接冷蔵庫を販売するため手取り金額が最も多くなる。
金額についても、自分で設定できるので納得のできる取引を行うことができる。
デメリット
いつ売れるか確定していないので、スケジュールに期限がある場合はおすすめできません。
個人で取引するため、何かトラブルがあった場合は全て対応する必要がある。
配送中の商品トラブルもあるため、出品するときの写真は色んな確度から多めに撮影しておいた方がいいですね。
リサイクルショップに冷蔵庫を持ち込みして買取してもらう
近くの店舗型リサイクルショップに冷蔵庫を持ち込みして買取をしてもらう方法です。現在はトレジャーファクトリーやセカンドストリートなどの大手リサイクルショップがあるため、店舗も見つけやすくなっています。
メリット
買取の場合、現金をその場で受け取ることができる。
持ち込みなのでスケジュールをこちら主導で調整できる。
デメリット
直接持ち込みをするので、車などの手配が必要。
買取できない場合は持ち帰りになる可能性がある。
出張買取業者に依頼して家まで買取に来てもらう
最近、注目をされている不用品の買取サービスです。出張型のため、大型家電の買取に利用されることが多いです。
業者ごとにキャンペーンを実施しているところも多いので、お得な案内を受けられることもあります。
メリット
買取の場合、現金をその場で受け取ることができる。
出張してきてくれるので運び出しの作業など全て任せることができる。
デメリット
立ち合いが必要なためスケジュールに空きがないと利用できません。
出張買取は便利な反面、利用するユーザーも多くスケジュールが埋まりやすいです。そのため、冷蔵庫が不要になるとわかったら早い段階で連絡をするといいですね。
冷蔵庫を高く買取してもらう秘訣とは?
ここまでの段階で不要な冷蔵庫は買取してもらえることが分かったと思います。
ここからは少しでも高く買取をしてもらう方法をご紹介していきます。簡単にできる方法もあるので、ぜひお試しください。
販売相場をチェックしておく
販売相場を調べておくと提示された買取金額が適正なものか判断できるようになります。買取金額は、【販売想定金額】から【買取にかかった経費】を引いたもので算出されます。
そのため、販売想定金額と買取金額の差があまりにも大きい時は指摘することができます。
できるだけ綺麗に掃除しておく
冷蔵庫が綺麗なほど買取価格がアップします。これは綺麗なものの方が高く売れる点と、買取後のメンテナンスにかかる経費が安く済むためです。
また、見た目が綺麗だと使用状況がいいと判断されます。これも買取価格アップには重要な点で、使用状況がいいと家電としての寿命も長いからです。
具体的な掃除の方法を下記にまとめるのでぜひ参考にしてください。
準備するもの
- ゴム手袋
- マイクロファイバークロス
- 中世洗剤
- 水
手順① 冷蔵庫の中身を空にする
まずは中に入っている食品を冷蔵庫から取り出しましょう。
この時に、クーラーボックスなどを用意して移動させるといいです。
ただ、生ものは鮮度や食中毒の危険性があるので、消費してから冷蔵庫の清掃をするように注意してください。
手順② 冷蔵庫の内部を清掃する
次に冷蔵庫の内部ですが、まずは乾いた布で冷蔵庫の中にあるカスなどを取り除きましょう。
その後、水で薄めた中性洗剤をマイクロファイバーに染み込ませて汚れなどを拭き落とします。手が荒れるのを防磁するためにゴム手袋の着用を忘れずにしましょう。
手順③ 冷蔵庫の外側を拭く
外側は見た目としても重要です。ここでもマイクロファイバーと中性洗剤を使って拭いていきましょう。
この時に内部を清掃した後だとマイクロファイバーが汚れているので、しっかりと洗浄したものか、新しいものを利用しましょう。
外側を清掃するときは強く拭きすぎると傷がついてしまうので優しく拭いていきましょう。
付属品は揃えておく
買取の依頼をしたら付属品の確認をしっかりとしておきましょう。冷蔵庫の付属品は意外と高いです。中には付属品単体で2,000円を超えるものもあります。
欠品していると買取金額からこの分が差引されて、買取価格の低いものは逆に費用がかかる可能性もあるので注意です。
複数の会社で見積もりをとっておく
買取を依頼するときは3~4社で見積もりをしてもらいましょう。こうすることで買取相場の把握ができます。
また、他社の見積もりをもらうことで買取金額アップの交渉を行うことも可能です。
査定士としても、他の会社で金額を確認してもらっている場合はついつい価格アップしてしまいがちです。
ここで注意してほしいのですが、見積もりの中で圧倒的に高い買取金額の会社は避けた方がいいです。
こういった見積もりは当日になって査定が変わる可能性が高いです。
この時に販売相場をわかっているとその判断もしやすいのでしっかりとチェックしておきましょう。
冷蔵庫の処分で迷ったらまずは無料見積
今回は不要になった冷蔵庫の買取について解説してきました。買取するための方法や処分するときの注意点についてお話しました。
ただ、もし自分の冷蔵庫が買取できるのか迷ったらまずは無料見積をしてみましょう。
実は買取できるというケースも多いので、期待できます。